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ジェームズ・チャウ国連合同エイズ計画(UNAIDS)親善大使が
日本記者クラブで記者会見(2011年10月25日)

10月25日、JCIEほか主催のアジア太平洋地域ハイレベル会合「革新的パートナーシップ:保健問題解決のための新たな機会」で来日したジェームズ・チャウUNAIDS親善大使の記者会見が、日本記者クラブの主催で開催されました。2009年に中国本土初のUNAIDS親善大使に任命されたチャウ氏は、中国中央電視台(CCTV)英語放送のニュース・アンカーであり、ジャーナリストとしてエイズに関わる様々な問題を世界に向けて報道し続けています。今回の記者会見では、自身がエイズの問題に関わることになったきっかけ、いまなお残る課題のほか、保健問題に関わるジャーナリストやメディアの役割などについて語りました。会見の様子はYouTubeの日本記者クラブチャンネル外部ウェブサイトへでご覧いただけます。要旨は以下のとおりです。

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  • ジャーナリストとして自分がエイズの問題に対して出来ることは何か、を考え始めたきっかけは、UNAIDS前事務局長のピーター・ピオットに初めて会ったことだ。彼は「メディアは人の生命を救うことが出来る。しかし一方で、人の生命を奪うこともある。」と言った。
  • 感染者の数などの情報を人々に提供するだけなく、ストーリーを伝えたい。一人ひとりの物語を「悲しい話」「ひどい話」として終わらせることなく、それを目にした人々を「何かしなければ」と奮い立たせられるような報道をする。これがジャーナリストとしての自分の役割ではないか、と感じている。
  • ジャーナリズムは「ひと」に深く関わる仕事であり、ヘルス・ジャーナリズムは人々の健康に関することを扱う。これはエイズについてというよりも、一人ひとりの生命についての話だ。日々を葛藤しながら暮らしている全ての人々に伝えたい。世界で3400万人がHIV陽性であり、毎日7400人が新たに感染している現状は、何かが間違っている。
  • また、いまだに家庭や職場における差別の問題が残っている。HIV陽性者に対し、尊厳を持ちなさい、自尊心を持ちなさい、治療を受けなさい、と口で言うのは簡単だ。しかしこれを実際に行動に移すのはとても難しい。HIV感染の予防やエイズ治療における科学的な進展があるものの、職場や家庭における有形無形の差別で受けた心の傷を癒すことは非常に難しい。
  • たとえHIV感染予防やエイズ治療における科学の進歩があっても、人に伝わらなければ意味がない。メディア、ジャーナリストは正しい情報を人々に提供しなければならない。
なお、会見の司会を務めた産経新聞編集委員兼論説委員の宮田一雄氏が、当日の様子を自身のブログ 外部ウェブサイトへに綴っています。
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