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スワジランドにおけるエイズの流行は、この国が過去20年間に達成した社会や経済上の発展、開発の進展を覆すほどの悪影響を与えています。人口130万人の国で、成人人口の3分の一がHIVに感染しているのです。エイズ孤児は75000人にのぼり、この小国のあちらこちらにある孤児施設で暮らしています。専門家の推計によれば、2010年までにはエイズ孤児の数は12万人まで膨れ上がるだろうと言われています。
世界基金からの第一次の資金援助を受けて、まず、スワジランド国家エイズ緊急委員会は、エイズ孤児への援助の強化に乗り出しました。食糧の供給、孤児たちが生活する施設の修復、奨学金によって学校へ通えるようにすることなどです。こうした活動は、伝統的な地域社会の仕組みの中で進められています。すなわち、村の長老の指導のもとに、地域社会が孤児たちの世話をする、というやり方です。どの村にも、孤児一人一人に対して、世話をする親がわりの者が指名されます。村の長老は、孤児用に土地を割り当て、そこで村の人々がトウモロコシや豆を育て、孤児達に充分な食糧を与えられるようにしています。食糧に限らず、住居や治療、教育にかかる費用を捻出するために、収入を増やすさまざまな事業が行われています。
(世界基金ウェブサイトより抄訳)
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