お知らせ

 

多様なルーツをもつ子ども・若者の夢をひらく、外国ルーツ青少年を対象とした過去最大(3年間約1億8千万円)の助成事業「外国ルーツ青少年未来創造事業」(SYDRIS)の助成対象事業が決定しました。

 

日本国際交流センター(JCIE)は、外国ルーツ青少年が必要とする教育支援、進路・キャリア支援等を行う公益活動団体を対象に、2019年12月から2020年1月にかけて助成公募を行い、以下の通り助成対象事業を決定しましたので公表します。

 

「外国ルーツ青少年未来創造事業」では、全国の外国ルーツ青少年にかかわる活動を行う公益活動団体を対象に助成公募を行いました。社会から取り残されがちの外国ルーツ青少年に焦点を当てた日本初の大型の助成に、全国から16団体の応募がありました。選考委員会の厳正なる審査により、その中から、関東、東海、関西、北陸地域の7団体が申請した事業が採択されました。

 

採択された7つの事業は、超少子高齢化が進む都市部・地方部において外国ルーツ青少年を重要な地域社会の資源として位置付けなおす啓発的な取り組みや、既存の公益活動における多文化対応の推進による社会的インフラの変革、外国ルーツ青少年の社会的・経済的自立に向けたキャリア形成の支援ツールの開発、等しい教育機会の提供のための包括的支援モデルの構築等、新たなアプローチで社会課題の解決に取り組み、新たな支援モデルを提示、発信していくことを目指す特徴があります。

 

JCIEでは、助成対象の7つの事業を実施する団体(実行団体)に対して、2020年度から3年間、資金援助とあわせて、目標達成に向けて組織基盤強化や企業や行政との連携強化等の伴走支援を行います。また、JCIEとして、本事業の意義を社会、企業、政府に対して啓蒙・政策提言活動とともに協力の働きかけも行います。

 

教育や就労において様々な壁にぶつかりやすい外国ルーツ青少年が、今回の新型コロナウイルスの拡大による生活、経済面で影響を一層受けると予想される中、長期的な視点に立って社会的基盤作りを目指す本事業の社会的意義は、今後さらに大きくなると考えられます。

 

JCIEは、事業採択団体とともに、外国ルーツ青少年が日本社会で分離・分断され、社会的に孤立することなく、「諦めた夢、心の奥底に抱いている夢、今追いかけている夢、まだ見つけていない夢」をひらいていけるような社会基盤作りに取り組んでいきます。

 

 

 

採択事業

 

                         団体名                                          事業情報

大阪市生野区における「多文化共生のまちづくり拠点」の構築事業

移民2世・3世のキャリア形成に向けた青少年未来創造事業

外国ルーツ青少年(高校生)向け進路・キャリアの支援・相談

およびロールモデルコミュニティ創出事業

「一人も取り残さない」ための包括的学習支援展開事業
公益活動における海外ルーツ青少年受け入れ体制推進事業

CLD(Culturally Linguistically Diverse)青少年のための

市民性教育プログラム

教育と仕事をつなげる愛知モデル構築プロジェクト

 

 

選定のプロセス

  • 公募期間:2019年12月23日~2020年2月4日(公募情報の詳細は、こちら
  • 公募説明会:2020年1月14日
  • 応募団体(16団体)へのヒアリング(応募団体の詳細は、こちら
  • 選考委員会:第一回(2020年1月26日)、第二回(2020年2月27日)
  • 内定団体の決定:2020年2月27日(選考委員会の審査結果を受け、JCIEの理事等による臨時経営会議にて決定)
  • 応募団体への審査結果通知:2020年2月28日

 

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