お知らせ
新型コロナウイルス感染症:JCIE事業から見る国際協力の諸相 Vol.4「高齢者のニーズに応える:米・日・マレーシアの識者が語る新型コロナから得た知見」(5月29日ウェビナー開催報告)を配信しました
日本国際交流センター(JCIE)は、6月12日、新型コロナウイルス感染症の国際協力に関する電子ニュースレター「新型コロナウイルス感染症: JCIE事業から見る国際協力の諸相」Vol.4 を配信しました。
新型コロナウイルス感染症:JCIE事業から見る国際協力の諸相 Vol.4「高齢者のニーズに応える:米・日・マレーシアの識者が語る新型コロナから得た知見」
JCIEは東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)との共催でウェビナー「Responding to the needs of older people during the COVID-19 pandemic: Sharing lessons learned」(高齢者のニーズに応える:米・日・マレーシアの識者が語る新型コロナから得た知見)を2020年5月29日に開催しました。
本ウェビナーは、米国、日本、マレーシアからの専門家を招き、各国の高齢者施設での状況や講じられた対策についてディスカッションを行い、地域を超えて学びを共有することを目的として開催されたものです。各地の高齢者施設でクラスターの発生が報告された中、感染拡大を防ぐために行われた対策、また、今後の展望についても話し合われました。
ウェビナーの動画はこちらからご覧いただけます。
ヘッドライン
- 高齢者施設の状況にもっと注目を
- 様々な情報が錯綜する中、データに基づいた見方を
- 社会的孤立を防ぐためデジタル技術が果たす役割
当日のプログラム
◆開会挨拶 | |
駒澤大佐 | 東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA) 総長参与 |
◆ディスカッション | |
パネリスト: | |
アイナ・ジャフィ | 米国ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR) 記者 |
林玲子 | 国立社会保障・人口問題研究所 副所長 |
モハッド・ロハイザ・ハッサン | マレーシア国民大学(UKM)医学部 准教授 |
モデレーター: ジェームス・ギャノン |
米国法人日本国際交流センター(JCIE/USA) エグゼクティブ・ディレクター |
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[関連するJCIE事業]
日本国際交流センター(JCIE)では、2016年7月に日本政府が発表した「アジア健康構想に向けた基本方針」に呼応する形で、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)とのパートナーシップ契約により「アジアの高齢化と地域内協力」事業を実施しています。高齢化に伴い生じる様々な課題に試行錯誤してきた日本の経験を他のアジア諸国と共有し、またアジアとの交流が日本国内の課題解決にも資することを目指し、国際政策対話の開催、革新的な事例の表彰事業、情報発信事業などを実施しています。
主な活動内容
◆国際会議AHWINフォーラムの開催
◆英文ウェブサイトによるアジアの高齢化関連情報の発信
◆地域内の革新的事例を募集・表彰する「アジア健康長寿イノベーション賞」
本ニュースレター配信は、新型コロナウイルス感染症の拡大を収束させるために私たちは世界とどう向き合うべきか、JCIEの諸事業を通じて見える国際協力の一端をお伝えするため、2020年4月より配信を開始しています。日本国内の感染を収束させることが目下の最重要課題ですが、国境を超える感染症との闘いは一国のみの対策で終わることはなく、平行して、グローバルかつ分野横断的に国際協力を進める必要があります。世界の感染症問題における日本の国際的役割を考える一助になれば幸いです。
◆◇バックナンバー◇◆
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Vol.2 UPDATE:葛西健地域事務局長が語る、WHO西太平洋地域の国々における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のインパクトと今後の課題
Vol.3 史上初のWHOのための民間基金、全世界で2億ドル超を調達