お知らせ
第2回 民主主義の未来 Webinar 『フィリピンに学ぶ、新型コロナ対策の民主主義への脅威』開催のお知らせ(8/5)
日本国際交流センター(JCIE)は、民主主義の未来プロジェクトの一環として、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)が民主主義の価値や市民社会に対して与える影響、そして民主主義の将来について意見交換を行うウェビナーシリーズを主催しています。本ウェビナーシリーズは、去る2月27から28日に開催を予定していた国際シンポジウムがCovid-19の感染拡大により中止したことを受け、そのモメンタムを繋ぐため、アジアの市民社会リーダーを招き非対面方式で開催しています。
この度、第2回目となるウェビナー「フィリピンに学ぶ、新型コロナ対策の民主主義への脅威」を8月5日(水)に一般公開で開催します。
国際的人権NGOのHuman Rights Watch (HRW)は、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止することを名目に、東南アジア各国では政府の権限を強める動きが加速していると警告しています(URL)。今回は言論統制や著名なジャーナリスト逮捕など、民主主義への攻撃と評される(URL) 権威主義的で権力の乱用が目立つフィリピンを例に、新型コロナ対策の民主主義への影響について分析します。是非ご参加ください。
日 時 | 2020年8月5日(水)10時00分~11時30分(90分) |
場 所 | Zoomによるウェビナー、JCIE公式Youtubeチャンネルでライブストリーミング |
スピーカー |
・リーダーシップ・エンパワメント・民主主義研究所 民主主義戦略・パートナーシップ・フェロー マクシーン・ターニャ・ハマダ氏 (パネリスト) 高須 幸雄氏 市原 麻衣子氏 (モデレーター)
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使用言語 | 英語(日本語同時通訳あり)*Youtubeライブストリーミング上では同時通訳はありません |
参加費 | 無料 事前登録が必要です。下記からお申込みください |
定 員 | 100名。(お申込み後に、ZOOM IDとパスワードをお知らせします) |
その他 | 会議の録画を行います |
事前参加登録はこちら
パネリスト略歴
マクシーン・ターニャ・ハマダ Maxine Tanya Hamada
リーダーシップ・エンパワメント・民主主義研究所 民主主義戦略・パートナーシップ・フェロー(フィリピン)
カバナンス戦略とイノベーションに取り組み、市民社会と公共サービスの両方で約20年のリーダーシップの経験を有する。活動の分野は多岐に渡り、公的財政管理、市民社会の関与、安全保障部門の改革、ローカルガバナンス、先住民族の権利保護などに及ぶ。現在、リーダーシップ・エンパワーメント・民主主義研究所(iLEAD)の編集委員会に所属し、世界民主主義運動(World Movement for Democracy)の国際運営委員会のメンバーを兼任。直近では、フィリピン政府の予算管理局次官補を務め、国家評価政策の立案、草の根計画予算プログラム、市民社会との関わりなどを支援。経営するコンサルタント会社は、地方、国内、および国際的なクライアントと協力して、ガバナンスの課題に対する革新的なソリューションを提供している。
過去のウェビナー
第1回目ウェビナー -台湾とインドネシアから学ぶ、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)と民主主義の未来 – (6月12日) 開催報告はこちら。
民主主義の未来プロジェクトの概要
冷戦終結により共産主義は自壊し、勝利した自由と民主主義が世界に拡散していくと信じられていました。ベルリンの壁崩壊から30年が経った今、世界各地では権威主義的統治手法が拡大し、先進民主国でさえポピュリズムの台頭でぐらつき始めています。今日の世界において、民主主義は顕著に後退していると言っても過言ではありません。
こうした問題意識を踏まえ、JCIEは、国際秩序と普遍的価値が現在どのような脅威にさらされているのかを理解し、日本としてどのような政策を展開できるのか検討する研究プロジェクト「民主主義の未来 -私たちの役割、日本の役割」を2018年に開始しました。
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