お知らせ
第3回 民主主義の未来 Webinar 『インド太平洋地域における民主的ガバナンス実現のための協力とパートナーシップ構築』開催のお知らせ (11/24)
日本国際交流センター(JCIE)は、民主主義の未来プロジェクトの一環として、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)が民主主義の価値や市民社会に対して与える影響、そして民主主義の将来について意見交換を行うウェビナーシリーズを主催しています。
この度、第3回目となるウェビナー「インド太平洋地域における民主的ガバナンス実現のための協力とパートナーシップ構築」を11月24日(火)に一般公開で開催します。
世界的な人権監視団体フリーダムハウス(米国)が10月に発表した報告書は、コロナウイルス流行以来、世界80か国で民主主義・人権の状況が悪化がみられるとしています。民主主義の更なる後退が懸念されている中、法の秩序や個人の自由を守るための国際的な連携強化の必要性が一層増しています。
この関連で、本年7月、米国とインド太平洋諸国の有識者による “The Sunnylands Principles on Enhancing Democratic Partnership in the Indo-Pacific Region” (和訳:インド太平洋地域における民主的統治を促進するパートナーシップ強化に関するサニーランズ原則)(原文、和文翻訳)が発表されました。この原則は10の原則(和文翻訳、英文・和文翻訳対比)にまとめられ、特にコロナ禍では、国民に開かれた民主的な統治、透明性、正確な情報が社会の回復力にとって重要であるとして、インド太平洋地域における民主的パートナーシップの強化を提案しています。本ウェビナーでは、この原則をもとにインド太平洋地域における民主的ガバナンス実現のための協力とパートナーシップ構築について議論する予定です。ぜひご参加ください。
当日は、Youtubeのライブストリーミングでご覧いただけます!リンクはこちら
日 時 | 2020年11月24日(火)9時30分~10時45分(75分) |
場 所 | Zoomによるウェビナー |
スピーカー |
モデレーター/パネリスト:
パネリスト: マルティ・ナタルガワ(インドネシア元外務大臣)
ビデオ・メッセージ:
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使用言語 | 日英同時通訳付き |
参加費 | 無料 事前登録が必要です。下記からお申込みください |
定 員 | 100名。(お申込み後に、ZOOM IDとパスワードをお知らせします) |
その他 |
会議の録画を行います。 JCIE公式Youtubeチャンネルでもライブストリーミングを予定しています。(Youtube上では通訳無) |
事前参加登録はこちら
(受け付けは終了しました。多数のお申込み、ありがとうございました)
パネリスト略歴
高須幸雄 (モデレーター/パネリスト) 国際連合事務総長特別代表(人間の安全保障担当) 日本国際交流センター「民主主義の未来」プロジェクト研究主査。外務省に入省後、国連日本代表部参事官、西欧第二課長、国連政策課長、インドネシア公使などを歴任。1993年事務次長補(財務官)として、国連の予算・財政管理を担当。1997年国連日本代表部大使に就任し、安全保障理事会を担当。2000年から国際社会協力部長として人間の安全保障を推進。在ウィーン代表部大使を経て、 国連常駐代表(2007—10年)を務め、2012-17年、国連事務次長(行政監理局長)として国連のオペレーション全般の責任者を務めた。
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マルティ・ナタルガワ インドネシア元外務大臣(2009-14年);国連事務総長調停高官諮問委員会委員 国連事務総長軍縮諮問委員会委員、国連軍縮研究所評議員、国連常任代表、駐英国大使、駐アイルランド大使、ASEAN協力事務局長等を歴任。現在、アジア・ソサエティ政策研究所特別研究員、オックスフォード・イスラム研究センター国際学術諮問委員会委員、戦略国際問題研究センター(CSIS)東南アジア諮問委員会委員等、多数の役職を務める。オーストラリア国立大学博士号、ケンブリッジ大学修士号、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)理学士号を取得。
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ヤミニ・アイヤール インド政策研究センター(CPR)所長 2008年にCPRのアカウンタビリティ・イニシアチブを設立、ガバナンスや社会政策の分野における研究に従事。社会的説明責任、初等教育、地方分権、行政改革に関する研究が高く評価されている。TEDフェロー、オープンガバメント・パートナーシップ国際専門家パネル、世界経済フォーラム「グッド・ガバナンスに関する世界評議会」メンバー。過去に、世界銀行にて地方自治体における市民参加のためのメカニズム強化を目的としたアクション・リサーチや、世界銀行の地方分権チームのメンバーとしてパンチャヤート制(自治制度)強化のための政策支援に従事。LSE、ケンブリッジ大学セント・エドモンドズ・カレッジ、デリー大学セント・スティーブンズ・カレッジ卒業。
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スクチョン・イー 韓国成均館大学校教授;東アジア研究所シニアフェロー 東アジア研究所シニアフェロー、成均館大学校の行政学教授を務め、ガバナンスに関する研究を率いる。外交部、韓国国際協力院(KOICA)など韓国政府の諮問委員を兼任し、三極委員会などの研究・政策研究に関する国際的ネットワークのメンバーとして活躍。多国間主義、民主主義、市民社会をテーマとして、韓国、日本、その他の東アジア諸国を中心に研究に従事。過去に、世宗研究所研究員、ブルッキングス研究所客員研究員、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究所(SAIS)専門講師、ドイツ国際地域研究所客員研究員等を歴任。
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マイケル・J・グリーン (ビデオメッセージ) 戦略国際問題研究センター(CSIS)アジア・日本担当上級副所長;ジョージタウン大学エドモンド・A・ウォルシュ外務大学院アジア研究担当ディレクター 2001年から05年、米国家安全保障会議(NSC)アジア部長(日本・朝鮮半島・オーストラリア・ニュージランド担当)、アジア担当大統領補佐官兼上級アジア部長を務めた。外交問題評議会東アジア安全保障担当上級研究員、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究所(SAIS)助教授、国防長官室アジア担当上級顧問などを歴任。東アジアの安全保障に関する著書や記事を多数執筆。SAISにて修士号と博士号を取得、東京大学とマサチューセッツ工科大学大学院にて研究に従事。 |
過去のウェビナー
第1回目 台湾とインドネシアから学ぶ、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)と民主主義の未来 (6月12日)開催報告
第2回目 フィリピンに学ぶ、新型コロナ対策の民主主義への脅威』(8月5日)開催報告