お知らせ

日本国際交流センター(JCIE)では、グローバルファンド日本委員会(FGFJ)の事業の一環として、インタビュー・シリーズ「国境なき感染症 私たちの物語」を朝日新聞のウェブメディアGLOBE+に連載しています。2021年3月29日にVol.4を配信しました。

 

国境なき感染症 私たちの物語:Vol. 4

アフリカを絶望から希望へと変えたエイズ対策 30年の歩みを振り返る

 

 

「国境なき感染症 私たちの物語」の第4号は、グローバルヘルス分野における世界の指導者のひとり、マーク・ダイブル氏のインタビューです。ダイブル氏は、研究室から国際政治の舞台まで幅広くエイズ対策に関わり、2013-2017年にはグローバルファンド事務局長を務めました。

三大感染症対策のために資金を提供する国際機関であるグローバルファンドが、低・中所得国の新型コロナ対策に貢献できるのはなぜか?という問いかけに対して、それは、グローバルファンドが、すでに各国の保健システムに完全に組み込まれているからだ、と分析します。また、ダイブル氏は、一つの村をエイズ対策支援が入る前と後に訪問し感じた現地の人々の変化に衝撃と感動を受けたとし、以下のようにコメントしています。

 

゛彼らが自分自身を、自分たちの街を、国を、世界での自分たちの立ち位置を、見る目が大きく変わったことに、感動しました。私たちは数字で見ていますが、それぞれの人や地域に起こった変化は誰にでも手にとるように明白なんです。その価値は計り知れません。” ーマーク・ダイブルー

 

 

「国境なき感染症 私たちの物語」インタビュー・シリーズについて

G8サミット(先進国首脳会議)で感染症が初めて主要議題に上った2000年の九州・沖縄サミットから20年にあたる今年、誰も予期しなかった規模で新型コロナウイルス感染症が発生し、瞬くまに世界に拡大しました。感染症の脅威が日本に暮らす私たちにも身近に迫るとともに、感染症問題への関心が高まっています。

 

新型コロナウイルスと同様に世界中に拡大し、しかもその流行が長期にわたり続いているのが、世界の三大感染症エイズ・結核・マラリアです。年間240万人の命がこの3つの疾病により失われています。感染症の種類は違っても、その闘いに共通することは多く、新型コロナ対策に生かすことができる教訓が必ずあるはずです。

 

昔からずっと続く感染症の当事者や関係者が、コロナの時代に送るメッセージは何か。三大感染症の当事者や医療者、政府関係者などグローバルファンドに関わってきた国内外の人々のインタビューを通して、日本の読者が感染症という問題を「自分事」として捉えていただけるようになることを願い、グローバルファンド日本委員会と朝日新聞GLOBE+とのコラボ―レーションにより2020年11月から毎月、インタビューを連載しています。

 

 

本インタビュ・シリーズのバックナンバーはこちらからご覧いただけます。

 

関連リンク

 


日本国際交流センター(JCIE)は2004年より、グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)を支援する日本の民間イニシアティブ「グローバルファンド日本委員会(FGFJ)」を運営し、世界の三大感染症対策における日本の国際的役割の強化をはかっています。

 

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