第5回はプログラムの改編を行い、公募を開始するとともに支援金額を増額し、新たに1団体への支援を開始しました。第3回・第4回から支援している4団体への継続支援も決定し、計5団体に対して支援を行っています。

特定非営利活動法人 パンゲア

1年目:支援額400万円、2年目:支援額200万円


写真提供:特定非営利活動法人 パンゲア

グローバル化がすすむ現代、インターネットの普及により国境を越えた情報の流通がすすむ一方、文化的背景の違いを起因とする偏見、差別、紛争は終わることはなく、未来を担う子どもたちが文化の多様性を尊重できる能力を身につけることが望まれている。パンゲアは情報技術を活用した非言語での国際交流により、世界中の子どもたちに異文化理解・交流の機会を提供し、多文化共生社会の実現を目指すNPOである。独自に開発をした国際交流プログラム「パンゲア アクティビティ」は双方向の画像・音声通信や絵文字を用いた様々なコミュニケーション・ゲームなどのコンテンツからなり、現在、日本・韓国・オーストリア・ケニア・マレーシアで実施されている。既存の国際交流プログラムが抱える言語・距離の壁を越え、非言語で居住地域・経済的状況に関わりなく多くの子ども達が参加できる先駆的・独創的な国際交流プログラムである。

現在、同団体はこのプログラムの開発を終え、世界各地、多拠点でのプログラムの導入・実施を推進していくとともに、プログラムの有償提供により、それを運営資金とする事業モデルの構築を目指している。本プログラムの支援により、プログラムの実施にかかせないファシリテーターを養成する対面講習をe-Trainingで実施することで、ファシリテーター、実施拠点を増加させ、また今後、世界各地に人材育成拠点を設け、人材育成体制を整備する計画である。これを契機に「パンゲア アクティビティ」の導入が拡がることにより、より多くの子どもたちへのプログラムの普及が期待でき、多文化共生社会の実現につながるとして支援を決定した。独自で研究・開発を実施し、国連機関等とのパートナーシップの下、日本に留まらないグローバルな展開を目指している点も評価され、日本発の社会起業家としての活躍が期待される。

一年目はe-Trainingシステムの枠組みを検討し、イラストや写真を活用したビジュアルマニュアルの開発、日本からのwebカメラを通した講習実施体制の整備、自動翻訳による多言語掲示板でのフォローアップ体制を整えた。より非言語化・多言語化・IT化を進めることにより、大幅な事務局業務・導入費用の軽減につながった。また、世界各地に現在ある実施拠点をハブ拠点として機能させる、新たなネットワーク構築を目指す足掛かりとなった。二年目は同システムの実施と検証を行いより安定的な運用を目指すとともに、システムの拡充、新規拠点の立ち上げを行う。