JCIEでは1990 年代末より、日本の外交政策の柱である「人間の安全保障」という政策概念の普及と具現化をはかってきました。近年は特に、人間の安全保障上の大きな課題であるグローバル・ヘルス( 地球規模の健康課題)を主要テーマに取り上げています。グローバル化に伴い感染症が国境を越えて拡大する速度が速まっていることに象徴されるように、人々の健康と命の問題は一国で対応できるものではなく地球的課題の一つとして対応が求められています。日本がグローバル・シビリアンパワーとして比較優位をもって貢献できるよう、多様なセクターの協力のもと、政策対話や共同研究など様々な事業を実施しています。
グローバル・ヘルスと人間の安全保障
第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)、G8北海道洞爺湖サミットに先立ち、2007年9月、日本の対外方針である「人間の安全保障」を理念に、グローバル・ヘルスに対する日本の貢献を推進することを目的に、官民の代表からなる「国際保健の課題と日本の貢献」研究・対話プロジェクト(主査:武見敬三)を立ち上げました。2009年8月からは、同プロジェクトを再編強化し、グローバル・ヘルスと人間の安全保障プログラムを開始し、(1)日本の知見に基づく対外戦略の策定、(2)人間の安全保障の視点に立ったグローバルヘルスをめぐる国際対話の推進、(3)国内の多様なセクターにおけるグローバル・ヘルスへの理解と参画の促進、を目的に諸事業を実施しています。

【主な事業・成果】

【グローバルヘルス政策関連の動向】

グローバルファンド日本委員会 (FGFJ)
JCIEでは、2000年の沖縄サミットをきっかけにジュネーブに設立された「世界エイズ · 結核 · マラリア対策基金」(グローバルファンド)への協力促進と、感染症などのグローバルヘルス分野における日本の役割向上を目的として、2004年に「グローバルファンド日本委員会」を設立し、その事務局を務めています。内外の議会関係者、国際機関、研究者、NGOや財団関係者、企業などの参加と協力のもとに、政策対話や共同研究、国際シンポジウムの開催、国会議員やメディアによる現地視察、企業の参画を促進するプロジェクト等を実施しています。

【主な事業・成果】

「人間の安全保障」に関する対話・研究
【主な事業・成果】