この度、日本政府は、世界銀行の協力により、「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(※)の課題:保健システムの強化と持続可能な財政」をテーマとする研修を、東京で開催するはこびとなりました。

(※)ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(以下、UHC)とは、WHOの定義によれば「すべての人が適切な予防、治療、リハビリなどの保健医療サービスを、必要な時に支払い可能な費用で受けられる状態」をいいます。

本研修は、中・低所得国の保健・財政制度を所管する行政官や保健医療課題に携わる専門家・実務家等を対象に実施されるもので、事例(ケース・メソッド)を用いて、ハーバード大学の研究者や国際機関の専門家等の講師と共に議論いただきます。

本研修では、昨今、多くの国・機関の目標として掲げられているUHCを、国民の健康改善を通じて、持続可能な経済成長によって貧困を削減し、公平な社会を実現する手段として捉えています。各国の保健・財政制度に加え、経済・政治・文化状況を踏まえ、UHC達成のためにどのような保健政策のデザインと実行が可能か検討します。

なお、本研修の教材には「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)に関する日本・世界銀行共同研究プログラム」の研究成果も反映される予定です。

申込期限

お申込は締め切りました。多数のご応募をありがとうございました。

受講対象者

  1. 事例を用いた英語による議論に活発に参加できること
  2. 保健システムまたは保健医療政策に関する実務経験が5年以上あり、その分野の基本的な知識を有していること
  3. 中・低所得国における実務または研究の経験があることが望ましい

受講者数

70名程度(うち日本人は20名程度を予定)

開催情報

日時2013年12月9日(月)〜17日(火) (14日(土)視察、15日(日)休み)
場所三田共用会議所
〒108-0073 東京都港区三田2丁目1-8
南北線・大江戸線/麻布十番駅より徒歩5分  ...交通アクセス[47KB]
主催等主催 :日本政府(財務省、外務省、厚生労働省)
実施機関 :世界銀行
協力 :(独)国際協力機構、 (公財)日本国際交流センター
参加費用2000ドル(教材、コース期間中の昼食、飲み物代及び夕食レセプションにかかる費用を含む)
*本研修は、日本政府の支援により、開催費用を賄っていますが、研修教材費用等の実費をはじめとする費用の一部については、受講生にもご負担いただく予定であり、参加費用として徴収させていただきます。
*さらに、上記費用とは別途に、宿泊費と交通費は各自の負担となります。なお、必要な方には、提携ホテルをご紹介いたします。


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