2003年9月から2004年3月にかけて、「国連機関における人間の安全保障への取組に関する調査」を実施した。本プロジェクトでは、日本政府の拠出によって国連に設けられた人間の安全保障基金で実施された事業5つを事例として、各事業の企画・実施過程で「人間の安全保障」がいかに理解され、どの程度浸透しているのか、また、その実施プロセスにおけるNGOや地域、コミュニティの位置づけ、日本政府および相手国政府の関与等について、関係者各位へのインタビューを通して調査した。2003年9月から11月には、国連本部および日本国内で、2003年11月24日から12月12日にかけてはタイ、ベトナム、インドネシア、東ティモールにおいて、各プロジェクトの担当者および関係者へのインタビューを実施した。2004年2月27・28日には、各プロジェクトの現地担当者、国連機関関係者、日本政府関係者(政治・行政)、NGO関係者、学者の方々の参加を得て、東京でワークショップを開催し、調査結果に基づいて議論を深めた。(日程参加者

なお、本プロジェクトは外務省の委託によるもので、最終報告書(和英)は外務省に提出された。 (英文PDF和文PDF

調査対象事業
1.人間の尊厳イニシアティブ:東南アジア/ESCAP
2.保健に関する社会的セーフティネットの開発:ベトナム・ラオス/WHO
3.アイナロ・マナツトにおけるコミュニティ復興プロジェクト:東ティモール/UNDP
4.北マルク・トベロ・ガレラ地域復興イニシアティブ・プロジェクト:インドネシア/UNDP
5.カンボジア及びベトナムにおける児童及び女性のトラフィッキングのコミュニティ・レベルでの防止:カンボジア・ベトナム/ILO

人間の安全保障関連事業
アジアの明日を創る知的対話
アジアにおける人間の安全保障と感染症

 
日程

■ 2004年2月27日(金) 於:国際文化会館


プロジェクトとワークショップの紹介
山本 正 (財)日本国際交流センター理事長
 
セッション1:現場に見る人間の安全保障ー人間の安全保障基金によって実施されたプロジェクトをケースに

 
5プロジェクトの発表
  • 東ティモール・アイナロ・マナツトにおけるコミュニティー復興プロジェクト(AMCAP)
    エスタニスラオ・サルシンハ・マルティンス
     国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS)プロジェクト・コーディネーター

  •  
  • 保健に関する社会的セーフティーネットの開発
    ラオス:フィリップ・デルーフ
         ヴィエンチャン世界保健機構オフィサー
    ベトナム:グエン・ティー・キム・フォン
          ハノイ世界保健機構公衆衛生オフィサー

  •  
  • 人間の尊厳イニシアティブ
    ホルヘ・カリジョ・ロドルゲス
     国連太平洋社会経済委員会居住担当オフィサー

  •  
  • カンボジア及びベトナムにおける児童及び助成のトラフィッキングのコミュニティーレベルでの防止
    堀内 光子
     国際労働機関駐日代表

  •  
  • インドネシア・北マルク・トベロ・ガレラ地域復興イニシアティブプロジェクト
    クリスタント・シナンダン
     国連開発計画シニア・プログラム・オフィサー

 
プロジェクトに共通に見られる要素
  スーザン・ハバード
   コロンビア大学国際紛争解決センター東アジア・プログラム・ディレクター
  鈴木 智子
   (財)日本国際交流センタープログラム・オフィサー

 
セッション2:人間の安全保障プロジェクトを成功に導く条件
司会:山本 正

セッション3:人間の安全保障プロジェクト実施に求められる効果的なパートナーシップのあり方

■ 2004年2月28日(土) 於:(財)日本国際交流センター


前日のワークショップの概要と印象
導入:山本 正 (財)日本国際交流センター理事長
セッション1:人間の安全保障基金の管理・運営上の課題
人間の安全保障基金の活用における共通課題
  スーザン・ハバード コロンビア大学国際紛争解決センター
            東アジア・プロジェト・ディレクター
セッション2:次なるステップに向けて
 
参加者
アムジャ・アッバシャール国連人道問題調整事務所(OCHA)人道問題担当 オフィサー
アチャルヤ・アミタフナンヤン工科大学教授国防研究所所長代理兼主任 研究員
ホルヘ・カリジョ・ロドリゲス国連アジア太平洋社会経済委員会(UNESCAP) 居住担当オフィサー
フィリップ・デ・ルーフ世界保健機関(WHO)ヴィエンチャン・オフィス・オフィサー
道券 康充国連開発計画(UNDP)東京事務所プログラム・ マネージャー
ベルナルド・ドイル国連難民高等弁務官(UNHCR)日本・韓国地域 事務所Eセンター・コーディネーター
フランソワ・フィーナ人間の安全保障諮問委員会事務局長
不破 吉太郎法政大学環境マネージメント大学院教授
堀内 光子国際労働機関(ILO)駐日代表
スーザン・ハバードコロンビア大学国際紛争解決センター東アジア・ プログラム・ディレクター
勝間  靖 国連児童基金(UNICEF)プログラム・コーディネーター
勝又 英子(財)日本国際交流センター常務理事・事務局長
ジャコブス・コーエンワールド・ビジョン・インドネシア北マルク復興 プロジェクト・プログラムマネージャー
河野 善彦笹川平和財団参与
牧野 耕司国際協力機構(JICA)企画・評価部企画課課長 代理
南   博外務省国際社会協力部国連行政課長
メルナス・モスタファヴィ人間の安全保障諮問委員会プログラム・オフィサー
エドワード・ニューマン国連大学平和とガバナンス・プログラム・ アカデミック・オフィサー
グエン・ティー・キム・フォン世界保健機関(WHO)ハノイ・オフィス公衆衛生 オフィサー
野村 彰男国連広報センター所長
長 有紀枝ジャパン・プラットフォーム・アドバイザー
齋藤 雅治ピ−スウィンズ・ジャパン・海外事業部
エスタニラウ・サルシンハ・
マルティンス
国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS) プロジェクト・コーディネーター
佐藤 昭次外務省国連行政課企画官
世古 将人笹川平和財団研究員
クリスタント・シナンダン国連開発計画(UNDP)ジャカルタ・オフィス・ シニア・プログラム・オフィサー
ファティマ・シェリフノル国際協力事業団(JICA)企画・評価部援助協調室UNHCR-JICA交流職員
鈴木 智子(財)日本国際交流センタープログラム・オフィサー
武見 敬三参議院議員(自民党)
田瀬 和夫日本国政府国連代表部一等書記官
上原 鳴夫東北大学大学院医学系研究科教授
浦元 義照国連児童基金(UNICEF)日本事務所所長
若林 秀樹参議院議員(民主党)
山影  進東京大学教授
山本  正(財)日本国際交流センター理事長
吉田 文彦朝日新聞論説委員
吉村 幸雄世界銀行副総裁兼駐日特別代表
 
オブザーバー
小早川 明子国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS)東京事務所所長代行
鍋島 由美国際労働機関(ILO)日本事務所プログラム・ アシスタント
沖野 玲奈国連開発計画(UNDP)日本事務所プログラム・ アシスタント
森  純一国連開発計画(UNDP)日本事務所インターン
堀場 明子(財)日本国際交流センターアソシエート