国際共同研究「ガバナンスの課題とシビル・ソサエティの役割:国際比較」


グローバリゼーションの進展に伴い、国際・国内社会の諸問題が一層複雑になり「国家」の機能が減少するなか、民間非営利の政策研究機関やNPO・NGOといったシビル・ソサエティの果たす役割が増大している。シビル・ソサエティの成長に関する研究はいくつか先行するものがあるが、これまで「ガバナンス」との関係において論じられることは極めて少なかった。当センターでは1997年度より「ガバナンスの課題とシビル・ソサエティの役割」研究プロジェクトを開始し、シビル・ソサエティが具体的にどのような形でガバナンスに貢献しているのか、シビル・ソサエティの比較優位性と限界は何か、政府や企業セクターとどのような関係をもつのか、といった問題について分析的研究を行っている。

 初年度は、日本におけるガバナンスの課題とシビル・ソサエティの役割について共同研究を行ったが、1998年度は国際比較の観点からプロジェクトを実施した。下記の学者・専門家の参加を得て、11ヵ国におけるガバナンスの課題とシビル・ソサエティの役割について事例研究をまとめ国際比較を行うもので、他国の経験を活用し、それぞれの社会におけるガバナンスの向上にむけての論議の充実をはかることを目指している。研究成果は2000年度にGovernance in a Global Age: The Impact of Civil Society from a Comparative Perspectiveとして刊行予定。

[対象国と研究メンバー]
中国/王逸舟(Wang Yizhou)中国社会科学院世界経済研究所副所長
フランス/Jean-Marie Guehenno国防高等研究所 (IHEDN) 理事長
ドイツ/Gerhard Lehmbruchコンスタンツ大学名誉教授
ハンガリー/Miklos MarschallCIVICUS前事務総長
インド/Niraja Gopal Jayalジャワハルラール・ネルー大学社会科学部政治研究センター助教授
インドネシア/Mochtar Buchoriインドネシア民主党執行部
イスラエル/Shimshon Zelnikerヴァン・リア・エルサレム研究所所長
韓国/鄭求鉉(Jung Ku-Hyun)国際問題ソウル・フォーラムディレクター、延世大学校経営大学院院長
タイ/Suchit Bunbongkarn安全保障国際問題研究所所長、チュラロンコン大学政治学部長
米国/E.J. Dionneワシントン・ポスト紙コラムニスト

(役職は参加当時のもの・敬称略)


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