ページを探す
2016年に日本政府が打ち出した「アジア健康構想」に呼応し、日本国際交流センター(JCIE)では2017年に、ジャカルタにある国際機関東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)とのパートナーシップにより「アジアの高齢化と地域内協力」を開始しました。高齢化に伴い生じる様々な課題に取り組み、試行錯誤してきた日本の経験を他のアジア諸国と共有し、またアジアとの交流が日本国内の課題解決にも資することを目指し、国際政策対話の開催、革新的な事例の表彰事業、情報発信事業などを実施しています。
背景
アジアの 65 歳以上高齢者人口は約 4億人にのぼり、世界における同年齢層の人口の約 56%を占めています(2019年)。世界の他の地域に比べ高齢化のスピードが速く、早い段階で適切な対策を講じなければ、医療費や社会保障費の増加が各国の財政に甚大な影響を与えることが懸念されています。
アジアの多くの国では、かつての日本のように複数の世代が一緒に暮らし、家族が年老いた親の世話をする社会規範が色濃く残っています。しかしその一方で、多くの国で経済発展と産業構造の変化、都市部への人の移動や単身世帯の増加などにより、家族の中での高齢者ケアの担い手が減ってきているのも現状です。
ケアを家族だけのものとせず、公的サービスに加え、コミュニティの仕組みの整備や民間事業の取り組みを活用することで、どのような人も予防、医療や介護のサービスにアクセスできるようにすることが求められています。健康な高齢者を増やすことで高齢者の経済的・社会的な自立を促し、経済的にも社会的にも活力ある健康長寿社会を構築することは、今後のアジアの持続可能な成長にとり重要課題となっています。
「アジア健康長寿イノベーション賞」 (HAPI) は、健康長寿の達成、高齢者ケアの向上に資する取り組みをアセアンおよび日中韓の各国・地域から募集し表彰する国際賞です。 (1) ケアとウェルビーイング、(2)社会参加 、(3)生活環境 の3分野で、高齢化による様々な課題の解決となる革新的なプログラム、サービス、製品、政策を募集・表彰することにより、アジア地域内で優れた知見を共有、その実際の応用を後押し、この地域の共通課題である急速な高齢化に共に対応していくことを目的としています。 詳細はこちらをご覧ください。
アジア健康長寿イノベーション賞の受賞団体をはじめとする優れた取り組みを英文で世界に発信し、データベースとして活用いただけるようにしています。
https://ahwin.org/
データベースはこちら
https://ahwin.org/innovative-cases/
国内外の専門家による、高齢化対策や健康長寿に関連する政策・施策をまとめた英文レポートを発行しています。
様々な機会をとらえ、国際政策対話やサイドイベント、ウェビナーを主催・共済しています。
Copyright © Japan Center for International Exchange (JCIE)