この20年余りの間、エイズ、結核、マラリアの三大感染症への対策は、大きな進展をとげてきました。科学技術の大いなる進歩と感染症対策への多額の資金投入によって、予防と治療にアクセスできる人々の数が飛躍的に増え、その結果、世界中で数多くの命が救われました。特に、かつて治療の普及は不可能といわれていたアフリカではその成果が顕著に現れています。

感染症対策は今きわめて重要な岐路に立っています。それは13年前に九州沖縄サミットで世界エイズ・結核・マラリア対策基金の構想が誕生した時に匹敵する、重大な局面と言えるでしょう。これまでの実績に積み上げていけば、人々の命と社会経済の発展に対する感染症の脅威を劇的に緩和させることが可能になりました。しかしそれは、感染症との闘いへの投資を継続することでしか達成しえません。今、対策の手を緩めれば、感染症は再び拡大の勢いを増しこれまでの努力が無に帰すことになるからです。

こうした問題意識から、感染症対策にかかわる4国際機関との共催で、第5回アフリカ開発会議(TICAD V)のサイドイベントとしてハイレベル・パネルを開催いたしました。冒頭、沖縄サミットで議長を務めた森喜朗元内閣総理大臣、タンザニアのキクウェテ大統領より開会スピーチをいただき、その後、保健分野の国際機関を代表するパネリストが一堂に会し、変化するグローバルヘルスのプライオリティの中で感染症対策の必要性をどう理由づけ、厳しい財政状況の中で投資の効果をどう高めていくべきかについて議論を行いました。



ジャカヤ・ムリショ・キクウェテ タンザニア大統領

森 喜朗 元総理大臣



渋澤 健

逢沢 一郎 衆議院議員


ファトゥマタ・ナフォ・トラオレ

マーガレット・マックグリン

マーク・ダイブル

ローリー・ギャレット

ジャン・ビーグル

尾身 茂
(敬称略)

プログラム

開会
渋 澤  健日本国際交流センター理事長、世界基金支援日本委員会ディレクター
ご挨拶
森 喜 朗元内閣総理大臣、世界基金支援日本委員会顧問
基調スピーチ
ジャカヤ・ムリショ・キクウェテタンザニア連合共和国大統領
パネル・ディスカッション
モデレーター
ローリー・ギャレット外交問題評議会シニア・フェロー
パネリスト
マーク・ダイブル世界エイズ・結核・マラリア対策基金事務局長
マーガレット・マックグリン国際エイズワクチン推進構想(IAVI)プレジデント兼CEO
ファトゥマタ・ナフォ・トラオレロールバック・マラリア・パートナーシップ(RBM)事務局長
ジャン・ビーグル国連合同エイズ計画(UNAIDS)事務局次長
尾 身  茂年金・健康保険福祉施設整理機構理事長、
名誉世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局長
閉会
逢 沢 一 郎衆議院議員、元外務副大臣、日本・アフリカ連合(AU)友好議員連盟会長、
世界基金支援日本委員会共同議長

主催

世界エイズ・結核・マラリア対策基金、国際エイズワクチン推進構想(IAVI) 、
公益財団法人日本国際交流センター(JCIE)/世界基金支援日本委員会(FGFJ)、
ロールバック・マラリア・パートナーシップ(RBM)、国連合同エイズ計画(UNAIDS)

後援・協力

外務省、マラリアに関するアフリカ指導者同盟(ALMA)、世界基金支援アフリカ委員会





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