お知らせ

日本国際交流センター(JCIE)は、8月に開催される第7回アフリカ開発会議(TICAD7)の公式サイドイベントとして、「アフリカにおける持続可能な保健財政構築を目指して」を開催します。

 

本イベントでは、AU加盟国政府代表及びAUC幹部から、アフリカにおいて、保健医療分野への国内資金を増やす意義、そのために進められている取り組みの現状を概観いただき、アフリカで持続可能な保健財政を構築するために、外部資金や技術協力機関が果たし得る役割について、保健分野の主要国際機関や国際協力機構(JICA)等の代表者が議論します。パネルでの議論を受け、最後に、ルワンダの財務大臣及びアフリカ開発銀行総裁も務められたドナルド・カベルカ グローバルファンド理事会議長、ナイジェリアの財務大臣及び外務大臣を務められたンゴジ・オコンジョ・イウェアラ Gaviワクチンアライアンス理事会議長に、アフリカの保健財政の将来について総括いただきます。

 

是非奮ってご参加下さい。

 

 

日時:2019年8月29日(木)午前10時30分~12時(開場 午前10時10分)

 

場所:パシフィコ横浜展示ホールB07(アクセス

   横浜市西区みなとみらい1丁目1−1

 

共催機関:アフリカ連合委員会(AUC)Gaviワクチンアライアンス(Gavi)世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)世界銀行グループ世界保健機関(WHO)日本国際交流センター(JCIE)、日本政府

 

使用言語:日本語/英語/フランス語(同時通訳)

 

 

参加費:無料

 

参加人数:200名【事前登録は締め切りました。直接会場にお越し下さい。】

※本イベントは原則事前登録制ですが、ご登録なく当日参加された方のお席も若干ご用意いたします。
※また、TICAD7は招待制の国際会議ですが、本サイドイベントは一般公開いたしますので、TICAD7の招待者でなくてもご参加いただけます。

 

プログラム(*調整中):

 開会挨拶 大河原 昭夫 日本国際交流センター理事長
 基調講演 AU加盟国政府代表(*)
 歓迎挨拶 武内 良樹 財務官

 報告

アミラ・エルファディル AUC社会問題担当コミッショナー「AUCの保健財政に関する取り組みについて」

 パネルディスカッション

 

 

 

モデレーター:

マーク・ダイブル ジョージワシントン大学医学センター教授

 

パネリスト: 

セス・バークレー Gaviワクチンアライアンス事務局長
アネット・ディクソン 世界銀行グループ人間開発担当ヴァイス・プレジデント
クリストファー・エライヤス ビル&メリンダ・ゲイツ財団グローバル開発プログラム担当プレジデント
ローズマリー・ムブル UHC2030市民社会参画グループ(CSEM)、WACI(アフリカの全ての人に健康を)事務局長
マチディソ・モエティ WHOアフリカ地域事務局長
ピーター・サンズ 世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)事務局長

瀧澤郁雄 国際協力機構(JICA)人間開発部次長

 

 総 括

 

 

 

 

ドナルド・カベルカ 前アフリカ開発銀行総裁、グローバルファンド理事会議長、元ルワンダ共和国財務大臣

ンゴジ・オコンジョ・イウェアラ 元ナイジェリア財務大臣、Gaviワクチンアライアンス理事会議長

 

 

[背景情報]

昨今、保健医療分野に資金を投入することが国の発展に繋がるとの認識が高まっています。加えて、2015年以来、各国のオーナーシップを醸成するとの原則の下、持続可能な開発には、国内資金を動員することが重要であるとの理解も広がってきました。

 

アフリカにおいても、AU創設100周年にあたる2063年までの開発計画を定めた「アジェンダ2063」の中で、人々の健康改善に取り組むこと、そして国内資金を動員する形で自律的に開発課題に取り組むことが掲げられ、2018年のWHOの統計によると、AUに加盟する55ヵ国の内35ヵ国が、対GDP比で前年度に比べ公的医療支出を増やしています。しかし、その中で、基本的な健康状態を得るために必要とされている一人あたりの公的医療費86.30米ドルを達成している国は約10ヵ国に過ぎませんアフリカ諸国の公的医療費の状況)。外部資金を梃に国内資金を動員し、その資金を効果的・効率的に活用することは、日本政府が後押ししている政策枠組み「アフリカにおけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC in Africa)(英文)」を推進するためにも不可欠です。

 

こうした状況を受けて、2019年のAUサミットの折に開催された「保健への投資に関するアフリカン・リーダーシップ会合(英文)」では、保健への投資を増やすことはAU加盟国の共同責任であり、グローバルな連帯が求められるものと位置づけられ、保健財政に関わる地域ハブの創設、資金動員に関するトラッキングの仕組みの確立、民間セクターの巻き込み等を含む具体的な行動計画を取りまとめ、AU総会にて採択されました。また、日本国際交流センターが組織したグローバルヘルスに関する国際諮問グループのレポートにおいても、保健財政を支援する多国間プラットフォームの創設等が提案されています。

 


 

JCIEではTICAD7の機会をとらえ、国内外の様々なパートナーとの共催で、アフリカにおけるヘルスケアの向上を多様な切り口から取り上げる会合を複数開催いたします。イベント専用のFacebookページ「JCIE Global Health×TICAD7」にて随時情報を更新しますので、ぜひご覧ください。

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