お知らせ

日本国際交流センター(JCIE)では、グローバルファンド日本委員会(FGFJ)の事業の一環として、インタビュー・シリーズ「国境なき感染症 私たちの物語」を朝日新聞のウェブメディアGLOBE+に連載しています。2021年2月19日にVol.3を配信しました。

 

国境なき感染症 私たちの物語:Vol. 3

山奥を歩き、現地の人と手を携えて マラリア対策に人生をかけた日本人

 

゛なぜこの15年間でミャンマーのマラリアはほとんど問題にならないくらい落ちたかと考えますと、取り立てて突拍子もないことをやっているわけではありません。みんなが「それはそうだよね」と思うようなことを、工夫してやってきました。どんな感染症であっても、作戦の中にどう常識を組み込んでいくかが大事だと思います。” ー中村正聡ー

 

 

「国境なき感染症 私たちの物語」の第3号は、マラリア対策を専門とする国際協力機構(JICA)の中村正聡さん。15年以上にわたり関わってきたミャンマーでは、現地の人々や保健省との協働、グローバルファンドの支援による相乗効果により、マラリアに関連する死亡を激減させ、悲願のマラリア排除まであと少しのところまできています。これらの成果は、対策の組み立て、資金と運用のすべての要素がそろい、また対策に関わる人々が納得して、主体的に取り組んできたからこそ達成できたと話します。

 

 

「国境なき感染症 私たちの物語」インタビュー・シリーズについて

G8サミット(先進国首脳会議)で感染症が初めて主要議題に上った2000年の九州・沖縄サミットから20年にあたる今年、誰も予期しなかった規模で新型コロナウイルス感染症が発生し、瞬くまに世界に拡大しました。感染症の脅威が日本に暮らす私たちにも身近に迫るとともに、感染症問題への関心が高まっています。

 

新型コロナウイルスと同様に世界中に拡大し、しかもその流行が長期にわたり続いているのが、世界の三大感染症エイズ・結核・マラリアです。年間240万人の命がこの3つの疾病により失われています。感染症の種類は違っても、その闘いに共通することは多く、新型コロナ対策に生かすことができる教訓が必ずあるはずです。

 

昔からずっと続く感染症の当事者や関係者が、コロナの時代に送るメッセージは何か。三大感染症の当事者や医療者、政府関係者などグローバルファンドに関わってきた国内外の人々のインタビューを通して、日本の読者が感染症という問題を「自分事」として捉えていただけるようになることを願い、グローバルファンド日本委員会と朝日新聞GLOBE+とのコラボ―レーションにより2020年11月から毎月、インタビューを連載しています。

 

 

本インタビュ・シリーズのバックナンバーはこちらからご覧いただけます。

 

関連リンク

 


日本国際交流センター(JCIE)は2004年より、グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)を支援する日本の民間イニシアティブ「グローバルファンド日本委員会(FGFJ)」を運営し、世界の三大感染症対策における日本の国際的役割の強化をはかっています。

 

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