お知らせ

 

 

日本国際交流センター(JCIE)は、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)との共催で、 公開ウェビナー「Community-Based Integrated Care for Asia’s Aging Populations」を開催します。

 

本ウェビナーは3月に発行した英文レポート、AHWIN Papers No.3″Lessons from Japan’s Policy on Aging: The Path to Community-Based Integrated Care”(著者:迫田朋子氏、ジャーナリスト・元NHK解説委員)を題材としています。レポートでは、超高齢社会に至った日本の高齢者ケアにかかる政策の変遷、その背景となった社会動向を概説し、地域包括ケアを基本施策とするに至った現在の高齢者ケア政策について、これから高齢化に向かうアジア諸国への提言という形でまとめました。

 

レポート発行を受け、4月26日のウェビナーでは著者の迫田朋子氏をはじめ、韓国・タイ・ベトナムの専門家がアジアにおけるコミュニティケアのあり方、その課題と展望について議論を展開します。高齢化の最先端を走ってきた日本はどういう課題をどう乗り越え、また、制度はどのようにつくられ改善されてきたのかー高齢化に直面するアジア各国とともに持続可能な社会を考えるこの機会を是非お見逃しなく。

 

日時:4月26日(火)日本時間午前11時ー12時30分
言語:英語 (日本語の同時通訳あり)

参加方法:こちらのリンクよりご登録をお願いいたします

 

登壇者一覧(略歴はページ下部参照)

中村信太郎 JICA社会保障担当国際協力専門員

Shintaro Nakamura, Senior Advisor on Social Security, Japan International Cooperation Agency (JICA)

 

迫田朋子 ジャーナリスト

Tomoko Sakota, Journalist

 

ハン・ドンヒ 社団法人老人生活科学研究所(RISBLE)所長

Donghee Han, Director, Research Institute of Science for the Better Living of the Elderly, Korea

 

チュー・ヴィエット・ナー ヘルプエイジ・インターナショナル・ベトナム シニアマネージャー

Chu Viet Nga, Senior Manager, HelpAge International in Vietnam

 

アカラタン・ジッヌヤノン ASEANアクティブ・エイジング・イノベーションセンター(ACAI)副所長   

Akarathan Jitnuyanont, Deputy Executive Director, ASEAN Centre for Active Ageing and Innovation (ACAI)

 

関連情報

日本国際交流センター(JCIE)では、アジアの高齢化と地域内協力事業の一環として、日本を含むアジア各国が高齢化対策や高齢者の健康長寿に関する政策・施策の面で、他国に共有できる経験・知見を紹介する英文レポート「AHWIN Papers」を定期的に発行しています。その第3号として、“Lessons from Japan’s Policy on Aging: The Path to Community-Based Integrated Care“(著者:迫田朋子氏、ジャーナリスト・元NHK解説委員)を発行しました。

詳しくはこちらをご覧ください。(AHWIN英文ウェブサイト

 

 

 

 

 

 

 

 

 


【登壇者略歴】

 

モデレーター:
中村 信太郎 (なかむらしんたろう)
国際協力機構(JICA)社会保障担当国際協力専門員

 

2010年にJICAに入って以来、社会保障、国民皆保険、高齢化に関するプロジェクトを担当してきており、タイ政府と実施した介護プロジェクト(LTOPプロジェクト)にもアドバイザーとして参画。厚生労働省での勤務経験も有している。東京大学法学部卒業、アメリカのコロンビア大学で経営学修士を取得。

 

 

 

 

迫田 朋子 (さこたともこ)

ジャーナリスト・元NHK解説委員

 

神奈川県生まれ。1980年日本放送協会入局アナウンス室所属後、解説委員、文化・福祉番組チーフ・ディレクター、のちエグゼクティブ・ディレクター。2016年NHKを定年退職、現在はフリーランス。著書は 「医療現場取材ノート」ちくま書房 (1991)、「NHKスペシャル 脳と心 第二集~脳が世界をつくる~」NHK出版(1993)、「がん告知」ちくま書房 (1989)、「これが脳低体温療法だ」NHK出版 (1997)、「グローバル8つの物語~国際協力の足跡を追って」国際開発ジャーナル社 (1999)他。東京大学医学部保健学科卒業。

 

 

ハン・ドンヒ

社団法人老人生活科学研究所(RISBLE)所長

 

アジア太平洋アクティブ・エイジング・コンソーシアム(ACAP)および韓国老年学会理事。RISBLEプログラム「高齢者のためのサイバー空間における情報と文化」、「認知症患者とその家族のためのリ・デザイン」で韓国政府賞を受賞。サイバーファミリー、サイバーネイバーズ、インターネットナビゲーターなど、ICTを活用した高齢者向けの革新的なプログラムを開発している。最近では、長期介護施設における高齢者の認知、感情、身体の健康促進プログラムを開発し、トレーナーを養成している。2004年にACAPの共同設立者となり、以来ACAPの活動を積極的に続けている。

 

 

チュー・ヴィエット・ナー

ヘルプエイジ・インターナショナル・ベトナム  シニアマネージャー

 

2006年から高齢者の福祉と高齢化社会への適応に取り組むNGOであるヘルプエイジとパートナーによって開始された、持続可能でコミュニティ主導の包括的かつ安価な高齢者ケアモデルである多世代間自助クラブ開発モデル(ISHC)の国内専門家の一人。ISHCは、所得保障、健康的な加齢、長期介護、社会的保護、生涯学習、発言権、権利、CCA/DRRなどの多様な機能を網羅した活動で、第1回アジア健康長寿イノベーション賞の大賞を受賞。ベトナム政府は、ISHCの全国展開を決定、2030年までの高齢者に関する国家行動計画にも組み込んでおり、高齢者協会が管理することとしている。現在、このモデルの拡大と改善のため、国内外のパートナーに技術支援を行っている。

 

 

アカラタン・ジッヌヤノン 

ASEANアクティブ・エイジング・イノベーションセンター(ACAI)副所長   

 

医師。1992年タイ・チェンマイ大学医学部卒業、医師資格を取得ののち、1995年に血液腫瘍学専門医、2002年には家庭医の認定を取得。同省の実施するハイレベルリーダーシップ開発カリキュラムプログラム、E-Learningデジタルリテラシー開発プログラム等の研修に参画。チュラロンコン大学、ルートシン病院、マハ・ヴァジラコン・タンヤブリ病院での臨床勤務、公衆衛生省第6医療サービス管区監査局長、チョンブリがん病院院長を歴任。2021年10月に公衆衛生省老年医学研究所所長に就任し、現在、ACAI 副事務局長を兼務している。

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