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2017.04.03

ジェラルド・カーティス氏 JCIEのシニア・フェローに就任

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コロンビア大学名誉教授 ジェラルド・カーティス氏が、日本国際交流センターのシニアフェローに就任しました。カーティス氏は、長年にわたり日米の相互理解の促進に務めてきた政治学者で、JCIEの創設以来、様々なプログラムに参加、助言をいただき、また理事としてもご協力いただいてきました。本年度より新たにシニア・フェローとしてもご活躍いただくことになります。     ジェラルド・カーティス  日本の政治外交、日米関係、米国のアジア政策等を半世紀近くにわたり研究。日本の選挙についての研究で1968年にロンビア大学より博士号取得。1976年にコロンビア大学政治学部教授に就任。その後、同大学東アジア研究所所長等を務める。東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、政策研究大学院大学等で客員教授を歴任。自民党政治の構造を分析した『日本型政治の本質』で大平正芳記念賞を受賞。その後、中日新聞特別功労賞、国際交流基金賞、旭日重光賞を受賞。日本のメディアにも幅広く寄稿。『政治と秋刀魚』『日本政治をどう見るか』,『日米中トライアングル』などの著書多数。(公財)日本国際交流センター及び米国法人日本国際交流センター双方の理事を務める。

2017.03.10

日独フォーラム 共同座長声明を安倍首相に報告

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3月10日、小林栄三日独フォーラム日本側座長(伊藤忠商事株式会社会長)、城内実衆議院議員(自民党)、大河原日本国際交流センター(JCIE)理事長、フォン・ヴェアテルン駐日ドイツ大使が参加者を代表して総理官邸を訪れ、小林座長より、昨年10月に開催された日独フォーラム第25回合同会議の内容と提言を集約した共同座長声明を安倍首相に手交し、会議内容を報告しました。   日独フォーラムは、1992年の宮沢・コール日独首脳会談により設立が合意され、1993年2月に発足した民間レベルの対話フォーラムで、JCIEは第1回より運営等の協力をしています。   日独フォーラム 第25回合同会議 共同座長声明   第25回日独フォーラムは2016年10月18日より20日までベルリンで開催され、日独共通の関心事項について議論を行った。両座長として、両国政府によるホスピタリティに感謝の意を表したい。    とりわけ、ドイツ外務省には会議のオープニング・レセプションを開催していただき、八木毅駐独日本大使には会議初日の夕食会を開催していただいた。フォルカー・カウダー議員には、今回もドイツ連邦議会議事堂内での会議を開催できるようご高配をいただいた。そして、アンゲラ・メルケル首相には、会議初日の午後、フランスやロシア、ウクライナの各国大統領との臨時首脳会談の最中にもかかわらず、日独フォーラムメンバーとの面談の時間をいただいた。ヘルグ・ブラウン首相府国務大臣には、連邦首相府で会議の途中経過の報告のみならず、議論をする機会までいただいた。各位に御礼を申し上げたい。    以下に会議における議論を要約する。   第一セッション「日独の政治経済情勢―国内の課題と政治的対応」では、日独両国とヨーロッパ、東アジアにおける最近の社会経済・政治状況について意見交換を行った。 日本については、アベノミクスの効果のほか、中国・北朝鮮などの東アジア情勢、TPPやTTIPを含めた世界貿易動向、そしてブレグジットがもたらす影響が主な議題となった。ドイツについては、ブレグジット交渉の行方、英国抜きのEUにおけるドイツの役割、難民問題の現状とポピュリズムの台頭が議題に上がった。 その中で、日本側からは、ブレグジットの影響とEUにおけるポピュリズムの台頭への懸念が表明された。ドイツ側からは、残る27カ国によるEUの結束がドイツ外交の最重要課題であるとの認識が示された。また、国内情勢と国際情勢が緊密に結びついていることについて、会議中に何度も言及があったことは特筆される。   一連の議論を通じて、日独両国の政府が国民に向けて、情勢の変化をより効果的に伝えるべきであるとの認識が、メンバー間で共有された。また、社会と国民の利益のため、グローバル化のもたらすリスクやチャンスに対して国民自身が主体的に行動できるということを、両国政府が説得していく必要がある、という点でも合意に至った。さらに、これらに関連して、学校教育の中での政治教育の重要性も共有された。   第二セッション「グローバルセキュリティー~外交政策上の課題」では、現在進行中の両国を取り巻く安全保障環境の変化について議論を行った。当セッションでも、米国や中国の外交政策、世界が直面する様々な危機が、国内情勢と極めて密接に絡み合っていることが改めて確認されたことは印象的であった。   その上で、われわれは、多様な局面で現れるナショナリズムとポピュリズムが、政府に対する重要な挑戦であるとの認識を共有した。米国におけるナショナリズムとポピュリズムの強まりは、既に世界に対する米国の影響力に変化をもたらしているほか、米国内に対しても、国際的なリーダーシップを発揮する意欲や能力を抑制する方向に作用している。 この米国のリーダーシップの相対的な退潮は、中国のグローバルパワーへの拡大期、強硬さを増し手段も多様化させているロシアの軍事戦略、さらに北朝鮮による核兵器開発能力の増大による脅威と相俟っている。それに伴い、西側諸国は共通して、慎重かつ断固たる対応を求められている。この「共通した対応」の必要性は、西側諸国が多国間協力を効果的に強化し、不確実性を増している国際秩序の再構築につなげなければならないことを意味する。このような状況下、日独両国は共に多くの責務を負う必要がある。   そこで、われわれは、日本・EU間の自由貿易協定のいち早い締結に向けて、日独両政府が尽力することを強く推奨する。日独がFTA締結に取り組むことは、オープンな国際経済秩序を両国が継続的に支えることへの明確なメッセージとなる。また、ヨーロッパや米国の建設的な外交政策への脅威となったポピュリスト的な反グローバル主義に対抗することをも意味する。ドイツは現在、大量の移民及び難民の受け入れという難題に取り組んでいるが、日本も潜在的には北朝鮮からの難民流入という問題を抱える。日独両国は、これらに関する不測の事態に対し、より協調的なアプローチを取る必要がある。そのほか、われわれは対中国政策においても、両国がより緊密に連携することを求める。さらに、サブサハラ地域の発展やガバナンス改善に向けた支援も、両国が緊密かつ効果的に進めていくことを推奨する。   第三セッション「デジタル革命―デジタル・エコノミーの新たな展開」では、デジタル化が産業、経済、社会、政治にどのような影響を及ぼすかについて協議し、デジタル化のインパクトは、今もなお計り知れないとの結論に至った。 われわれはインターネットの「第三段階」、すなわち、ヒトとヒトの間だけではなく、モノとモノの間でも相互接続が深化する時代に差しかかっている。イノベーションを引き起こし、それへの適応能力を加速させることは、われわれの将来の国際競争力にとって必要不可欠である。この点でカギを握るのは教育であり、われわれは、学校内でのIT教育、教師のためのIT教育、さらに起業家精神の涵養において、両国による一層の協力を求める。   サイバースペースの今後の進化は、多くの重要な政治的課題を投げかける。インターネットの発展が「第三段階」に入っていくことは、個人の自由や政治参加において何をもたらすのか? 民主主義に準拠したインターネットの発展をどのように保障できるのか? サイバースペースの軍事的利用あるいは犯罪利用をどのように抑制できるのか? 以上のような課題への回答を求めるのは時期尚早であるが、われわれは、サイバースペースに関しても日独両国による緊密な交流や協力が極めて望ましく、喫緊の課題としてとりあげるべき分野である、との見方で一致した。   改めて、日独両首相の日独フォーラムへの継続的な支援に対して感謝の意を表したい。また、日独両政府が日独フォーラムの活動に高い関心を寄せていることにも深く感謝する次第である。    日本側座長 小林 栄三 ドイツ側座長 マティアス・ナス                  

2012.06.30

日本国際交流センター創設者 山本正(1936-2012)

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日本国際交流センター(JCIE) ファウンダーの山本正(1936-2012年)は、1970年に民間独立の組織として当センターを創設し、日本における国際知的交流の先駆者として、生涯をかけて米国、アジア、ヨーロッパ、アフリカなど、日本と世界の橋渡し役として活躍いたしました。   2012年4月15日の山本の逝去に際し、各種メディアやブログなどに、長年ともに仕事をしてきた世界中の方々から、追悼の記事が発表されました。いくつかの記事をご紹介いたします。   【 国 内 】 「アジアのジャン・モネ― 山本正さんを悼む」PDF[126KB] (朝日新聞2012年4月17日 船橋洋一前朝日新聞社主筆) “REMEMBERING TADASHI YAMAMOTO: He was ‘Asia’s Jean Monnet’”PDF[89KB]  By Yoichi Funabashi/ Special to The Asahi Shimbun 「山本正さんが求めたもの― 知的国際交流に支援を」PDF[139KB] (毎日新聞 2012年5月9日「世界の鼓動」 田中均 日本総研国際戦略研究所理事長) 「戦後日米関係の礎築く  山本 正さん」 (日本経済新聞 2012年6月15日(夕刊)「追想録」 春原剛編集委員) 「「民間外交の顔」山本正さんの遺言」 (YOMIURI ONLINE 2012年9月13日 「今を読む」 調査研究本部 池村俊郎氏) 「山本正氏を悼む」PDF[635KB] (『外交』 Vol.14 2012年7月)   「民間国際交流の先駆け、山本正氏を想う」 玄葉光一郎外務大臣   「山本正さんの思い出」 ジェラルド・カーティス コロンビア大学教授   「山本正さんのチャレンジ精神」 武見敬三 日本国際交流センターシニア・フェロー 「国際関係を取り結ぶのは「人」。民間交流の先駆者、山本正・JCIE理事長の衣鉢を継ぐのは誰か」 (『現代ビジネス』 2012年4月24日 塩崎恭久衆議院議員) 「山本正さんと吉武輝子さん 2人のバトンを引き継がなくては」PDF[130KB] (『週刊金曜日』 2012年4月27日/5月7日合併号 辻元清美衆議院議員) 「山本正氏のご逝去を悼む」PDF[345KB] (『公益法人』 2012年5月号 公益法人協会太田達男理事長)   【 海 外 】 “Honoring Tadashi Yamamoto”PDF[117KB] (山本正を讃えて) (米国連邦下院議会議事録 2012年4月17日 ダイアナ・デゲット下院議員による提出) 「日韓の文化交流 故人の貢献胸に充実を」PDF[91KB] (朝日新聞 2012年5月12日「私の視点」 鄭求宗 韓日フォーラム代表幹事・韓日文化交流会議委員長) “End of an Era: Yamamoto, Top ‘America Hand’ Dies …

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