アジア太平洋・フィランソロピー・コンソーシウム(APPC)活動


アジア太平洋・フィランソロピー・コンソーシウム(APPC)はアジア太平洋地域内のフィランソロピー活動の促進と協力関係の醸成を積極的に推進することを目的に、同地域の民間財団、企業財団、NGO、研究者の協力により1994年12月に発足したインフォーマルなコンソーシウムである。運営委員として、当センターは日本側の関係者の協力活動の連絡調整を行っている。
主要活動として(1)アジア太平洋のフィランソロピー活動の強化と協力推進のためのネットワーキング交流活動、(2)同地域におけるフィランソロピー活動に関する研究・調査の推進、(3)同地域の民間・非営利活動推進のための情報クリアリング・ハウスの設置、(4)同地域の民間・非営利活動に関する人材育成プログラムの充実等を行っている。

(1)「アジア大平洋地域の非営利法国際比較研究プロジェクト」出版

 APPCでは、96年度よりアジア太平洋9カ国(オーストラリア、中国、インドネシア、日本、韓国、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ、ベトナム)における非営利活動をめぐる法制度に関する国際比較プロジェクトを実施してきたが、その成果であるPhilanthropy and Law in Asiaが99年1月に米国のジョセイ・バース社より出版された。
本年度は、日本NPOセンターが同書の概要章と各国の税制度に関する報告を部分和訳して刊行するにあたり、当センターがその監訳を行った。この和訳版『アジアにおけるフィランソロピーと法律』は99年9月に刊行され、日本NPOセンターの全国集会「NPOフォーラム‘99東北会議」で配布されるとともに、当センターのホームページからダウンロードが可能となっている。

(2)タイ・グループ訪日

タイでは、21世紀の新たな課題に取り組むため、国内の企業、NGO、研究機関のそれぞれが、「協会支援タイ・ビジネス・グループ(BGTS)」、「開発支援コンソーシウム」、「タイ国立開発行政大学院フィランソロピーとシビルソサエティ・センター」を相次いで設立している。APPCでは、これら関係者に、日米両国でのNGO活動強化のためのセクター間協力の取り組みを視察し、関係者との意見交換の機会を提供する招待プログラムを実施した。当センターは11月1-2日にかけての日本でのプログラムの設営を行った。

(3)アジア太平洋地域のフィランソロピーに関する情報クリアリング・ハウス

オーストラリアのシドニー工科大学内に「アジア太平洋フィランソロピー・インフォメーション・ネットワーク(APPIN)」のハブセンターを設置し、オーストラリア、中国、香港、日本、韓国、フィリピン、台湾、タイの国や地域を代表する機関が協力して運営するホームページを開設する準備を行った。各国のフィランソロピーに関する統計、制度、主要な機関等についての最新の情報を提供するほか、関係機関のホームページへのゲートウェイの役割も担う。当センターは日本に関わる情報の提供を行っている。実際的な運用開始は2000年秋を予定。


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