Asia Pacific Security Outlook(年刊)の刊行


冷戦終結後、アジア太平洋ではARF(アセアン地域フォーラム)が組織され、安全保障を話し合う地域的枠組みが定着しつつある。しかしながら、その一方で、この地域は様々な紛争の原因となる要素を抱えている。朝鮮半島や中国と台湾、インド・パキスタンなど、紛争の発火点となりかねない地域がいくつかある。また、98年にアジアを襲った金融危機は、インドネシアで東チモールをめぐる紛争を引き起こしたばかりか、ASEANを中心に拡がりつつあった地域協力を大きく後退させた。
当センターは97年以来、アジア太平洋での安全保障問題についての最新情報を集約し、論議の活性化の一助となるよう、ASEAN Institute for Strategic and International StudiesおよびEast West Centerと共同で、Asia Pacific Security Outlookプロジェクトに取り組んできた。ARF参加国を中心に、各国の安全保障専門家を集め、情報を交換して共同で分析を行い、その成果を毎年5月に開かれるARF-SOM(高級事務レベル協議)に参考資料として提供するとともに、"Asia Pacific Security Outlook"として毎年刊行するのがプロジェクトの趣旨である。
99年度は、5月に"Asia Pacific Security Outlook 1999"(英文)を刊行したほか、11月に東京でAsia Pacific Security Outlook 2000のためのワークショップを開催した。
なお、成果の一部を和英両方で、また、英文全文を順次、当センターのホームページにも掲載して提供している。

[ディレクター兼エディター] 
Charles E. Morrisonイースト・ウェスト・センター所長(米国)
[共同ディレクター] 
西原 正防衛大学校教授(日本)
Jusuf Wanandi 戦略国際問題研究センター会長(インドネシア)
[共同エディター] 
Richard W. Bakerイースト・ウェスト・センター国際問題スペシャリスト
[対象国と執筆者・会議参加者] 
米国/Richard W. Bakerイースト・ウェスト・センター国際問題スペシャリスト
インド/Dipankar Banerjee地域戦略研究センター所長(スリランカ)
ベトナム/Bui, Thanh Sonベトナム国際問題研究所副所長
韓国/鄙 玉任 (Ok-Nim Chung)世宗研究所フェロー
オーストラリア/Ross Cottrillオーストラリア国際問題研究所所長
ニュージーランド/David Dickensビクトリア大学戦略研究センター所長
タイ/Julaporn Euarukskulタマサート大学助教授
カナダ/Brian L. Jobブリティッシュ・コロンビア大学国際関係研究所所長
カンボジア/Kao Kim Hournカンボジア協力・平和研究所所長
欧州/Hanns Maullトリアー大学教授(ドイツ)
パプア・ニューギニア/
Ronald J. May
オーストラリア大学大学院アジア太平洋研究科シニア・フェロー(オーストラリア)
日本/村田晃嗣広島大学専任講師
フィリピン/Raymund Jose Quilop戦略開発研究所フェロー
ブルネイ/Pushpa Thambipillaiブルネイ大学公共政策学部上級講師
中国/楚樹龍(Chu Shulong)中国現代国際関係研究所北米部部長
インドネシア/Rizal Sukma戦略問題研究センター研究部長
ロシア/Dmitri V. Treninカーネギー平和財団モスクワ・センター副所長

(役職は参加当時のもの・敬称略)


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