日本国際交流センター(JCIE)では、2000年のG8九州沖縄サミットをきっかけにジュネーブに設立された「世界エイズ · 結核 · マラリア対策基金」(グローバルファンド)への協力促進と、世界の三大感染症と言われるこれら感染症の克服のために日本がより大きな国際的役割を果たすことを目的として「グローバルファンド日本委員会」を運営しています。
世界で年間250万人以上もの命を奪うエイズ、結核、マラリアは三大感染症と言われ、多くの国の発展を妨げる重大な要因となっています。グローバルファンドは、G7を初めとする各国の政府や民間財団、企業など、国際社会から大規模な資金を調達し、中低所得国が自ら行う三疾病の予防、治療、感染者支援、保健システム強化に資金を提供しています。2002年の設立以来2018年末までの間に、グローバルファンドの支援で3200万人の命が救われたと推計されています。
グローバルファンド日本委員会では、超党派の国会議員による議員タスクフォースや、政府、学界、市民社会、経済界などの有識者によるアドバイザリーボードの参画を得て、政策対話、調査研究、アドボカシー、企業とのパートナーシップ形成、意識啓発活動を行い、国境を超える三大感染症の脅威について理解を広めると共に、日本とグローバルファンドとの連携を促進しています。
詳しくはグローバルファンド日本委員会の公式ウェブサイトをご覧ください。